in Bob Dylan

ジョアンナのビジョン

言葉の響きが最高に格好良く僕には感じられる、1番最初に書きたかったDylanの歌。

15から何となーくつき合ってきた彼について、そろそろ真剣に向き合う時がきたのかなと。

そもそもJohannaっていう名前の由来から知らないとですね。

Johannaっていうのは女性の名前で、中世のラテン語から由来していて、もともとはJoannaだったらしい。

そしてさらに時代は遡って古代ギリシャ語、さらに下ってヘブライ語がその起源であると。

その意味は”God is gracious”(神のご慈悲)で、これを知っただけで、あー、やはりDylanはユダヤ人で、ユダヤ教、宗教的色彩が一気にこの歌は帯びてくるのかと。

彼はこの歌を24歳の時に書いています。

宗教に根ざした歌を書く、その行為は日本人的にはなかなかない感覚ではないかなと。

西洋人的な考え方が芸術表現になっているんだなぁ。

まぁ僕の思い込みかもしれませんが、西洋人のバックボーンは、キリスト教、ユダヤ教に大きく支えられているんだって。

日本人のミュージシャンが、仏教や、神道について若いうちからそれを歌詞にしている人がいるのかなぁと考えてみると、ソウル・フラワー・ユニオンが、アイヌや、日本の八百万信仰をモチーフにした歌をつくっていたなと思い出してみたり。

ここでさらにvisionの意味を英英辞典を使って調べてみると、、、。

1.an idea of what you think something should be like

2.something that you seem to see as part of a powerful religious experience

visionsなので可算名詞であると考えまして。で、でてきたのがこの2つ。

2の崇高な宗教的な体験の一部として何かを知覚する、ってゆう意味が、Johanna=God is gracious(神のご慈悲)とゆうところからもしっくりきますかね。

Johanna=神のご慈悲としての、Visions=神聖な体験をできる具体的なもの、を、Dylanのフィルターを通じて、この歌で描いていたんだ。

20年以上彼を追っかけ続けて、初めて感じました。そして、彼はやめられないと再認識しました。

でも、Dylanの歌はあなたがその意味を決めて下さいね。

https://itunes.apple.com/us/album/visions-of-johanna/id178049863?i=178050256

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